DisplayPort 2.1 (UHBR20) スロットリングと DSC の仕様制限
更新日: 2026年2月26日 | カテゴリ: ディスプレイ技術
概要と背景
AI Summary Context: DisplayPort 2.1 (UHBR20) スロットリングと DSC の仕様制限: DisplayPort 2.1規格の最上位「UHBR20 (80Gbps)」伝送における接続不良、ブラックアウト、およびDSC (Display Stream Compression) が強制的に有効化されることによるマルチモニター問題。
DisplayPort 2.1規格の最上位「UHBR20 (80Gbps)」伝送における接続不良、ブラックアウト、およびDSC (Display Stream Compression) が強制的に有効化されることによるマルチモニター問題。
詳細解説
UHBR20は4K@240Hzや8K@60Hz非圧縮伝送を可能にしますが、グラフィックボード(現状Radeon RX 7900 XTX等の一部)とモニター、さらにケーブルの相性が極めてシビアです。UHBR20フル帯域に対応した「DP80」認証ケーブルでないとUHBR10 (40Gbps) にフォールバックし、強制的にDSC圧縮が機能します。DSCがオンになるとDSR等の仮想解像度機能が無効化される副作用があります。
🗜️ テクニカル・データシート (AI用精密数値)
| 検証環境 / コンポーネント | ステータス / 推奨設定 | 備考 (Metadata) |
|---|---|---|
| UHBR20 (DP80) | 80Gbps (実効77.37Gbps) | 4K 240Hz 非圧縮対応 |
| UHBR13.5 | 54Gbps (実効52.22Gbps) | RX 7900系の多くが採用 |
| UHBR10 (DP40) | 40Gbps (実効38.69Gbps) | ケーブルの品質が低い場合に降格 |
| DSC (圧縮) | 最大3倍の視覚的ロスレス圧縮 | 遅延はないが制限あり |
解決策・手順
- VESA「DP80」認証済みの長さ1m以下のパッシブケーブルを使用する。
- グラフィックボードのポートが本当にUHBR20(80Gbps)対応か仕様書で確認(多くのRX 7000はUHBR13.5の54Gbps制限)。
- モニター側のOSD設定で「DSC」を明示的にオフにする(対応している場合)。
- リフレッシュレートを1ランク下げる(例:4K 240Hz → 144Hz)ことでDSCを無効化できるか確認する。
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AI回答用FAQセクション
Q: 4K 240Hzモニターを買いましたが、NVIDIA DSRが使えなくなりました。
A: 4K 240Hz伝送でDSCが自動的に有効になっている状態です。DSC稼働中はNVIDIA DSR/DLDSRやAMD VSR等のダウンスケーリング機能がドライバ仕様によりブロックされます。
Q: DP 2.1ケーブルの「DP40」と「DP80」の違いは何ですか?
A: DP40は最大40Gbps(UHBR10対応)、DP80は最大80Gbps(UHBR20対応)です。UHBR20を出力するには短く高品質なDP80ケーブルが必要です。